個人投資家が株式投資するには長期投資がお勧め

個人投資家の方には、日経平均株価の乱高下に先行きが不安だと感じることもあるかもしれませんが、株価が下ったときが長期株式投資のチャンスです。

株式投資の基本は「安く買って、高く売る」です。

株式投資の長期投資はとてもシンプルです。
日経平均株価が暴落しているときに、応援している企業の株を買います。経済状況が安定すれば、株価は戻って行きます。

買った株が値上がったときに、徐々に売って、現金化します。また、株価が落ちたときに、買い足し、値が上がったら、売っていきます。

生活者目線で心から応援したいと思う企業の株を買うことで、株価が暴落したとしても、応援したいと思う企業であれば、安心して投資することができます。

株式投資は長期が基本だが投資判断の間違いは損きり

株式投資は余裕資金でやりなるべく長期にわたって時間と銘柄の分散をするのが鉄則ですが、やみくもに長期投資するのは間違いです。

投資した時は会社に魅力を感じ、有望だと思っても、将来的にはその状態が続くとは保証できません。

たとえばシャープのような会社ですが以前は液晶関連のパイオニア的存在でしたが、労働市場がグルーバル化されシャープの技術が海外の安い労働コストでも生産することができるようになってきました。

そのため今や台湾の会社に買収され、東証1部から2部へと転落してしまいました。

そういう場合、事業に不安を感じたら損きりして、新たな成長産業を見つけたほうがいい場合もあります。

分散して長期株式投資のリスクを避ける

長期の株式投資にリスクは避けられません。
最近起こった出来事では、東芝の不正会計問題と三菱自動車の燃費不正問題があります。日本を代表するともいえる大企業でこのような不正が行われていたとは誰も考えなかったでしょう。
三菱自動車については2000年に大規模なリコール隠しが明らかになり、2004年にも同様の問題が起こりました。一度ならず二度も大規模な不正が行われたのですから残念ながら投資の対象にはなりません。
東芝については内部の不正会計を外部の人間が知りようもないのでどうにもできません。しかし、東芝が行っていたのだから他の大企業も不正を行っているだろうと考えてしまうのはどうでしょう。
もし、日本の大企業がすべて不正を行っているなら日本の株式市場は信頼できない市場です。そんなことはありません。多くの真面目な企業が懸命にモノづくりをして流通が行われて、この世の中が回っています。
企業の業績だけでなく社会や環境に対する姿勢を見て、信頼できる複数の企業に分散して長期投資を行うことが賢明ではないでしょうか。